視聴のきっかけ
見よう見ようと思いながら、機会がつかめず早や十数年。
金曜ロードショーで放送されていたので、2021年にして初めて鑑賞の機会を得る。
未だにテレビ放送の視聴が一番ハードル低いっていうね。
あと名前だけはよく聞くリバー・フェニックスも見よう見ようと思って結局見る機会がなかったので今更ようやく認知することができた。
吹き替えが高山みなみだということも知らなかった。
あとカテゴリ的には「青春映画」っていうんですか??
あらすじ
1959年、オレゴン州の田舎町に暮らす12歳の仲良し少年4人組、背が低いゴーディ、リーダー格のクリス、メガネのテディ、ふとっちょのバーンは思春期を迎え、親や兄弟に対する愛憎や将来の不安などそれぞれ悩んでいた。ある夏の日、彼らはクリスの兄ら不良グループから、行方不明になった少年の遺体が森にあるという噂を聞く。遺体を発見できれば英雄になれると興奮した4人は、こっそり家を抜け出して探索へ出発する。
登場人物
ゴーディ(ウィル・ウィートン)
主人公。死体を見に行くのに乗り気でない。後述。
冷静で賢さを感じる
クリス(リバー・フェニックス)
なぜこの4人でつるんでいるのか分からないただのイケメン。
テディ(コリー・フェルドマン)
父親に耳を焼かれるほどの暴力を受けている。
にもかかわらず父親を慕っている。
バーン(ジェリー・オコンネル)
弱虫と呼ばれている。グループによくいるデブキャラ。
持ってきた櫛を線路下の川に落としてしまうようなドジっ子。
ゴーディについて
色合いのせいか絵画のようなカットから始まる。
車の製造が古いせいか、全体的に丸っこくてかわいい。
中年の主人公が通り過ぎる少年たちを見て、自分の過去の回想に入る。
主人公は4ヶ月前に兄を交通事故で亡くしたばかり。
両親は二人共まだその事実を受け止めきれておらず、ゴーディのことまで気が回らない様子。
ゴーディは兄デニーの影に隠れて、もともと親の眼中になかったみたい。
デニーはアメフトの花形・クォーターバックで将来を有望されていたということもあり、そんな華やかな兄と比較されてしまっていたのかな。
作家を夢見るゴーディは割とひ弱な少年で、街の不良にも兄の肩身である帽子を盗られてしまうなどする。
せめて正直に事情を説明すればよかったのに、と思うのはあまりにも性善説を信じすぎているのかもしれない。
時代のせいなのか文化の違いなのかはわからないけど、小指にかけて誓う、とか仲直りで手を出せとか、割と印象的なシーンだった。
クリスについて
クリス、中学に入る前の歳で、「誰だって変なところはある」といえるのは経験値が高い。
「食後の一服がうまい」というセリフは父親の影響を受けているように感じられて可愛らしい。
ゴーディは両親の愛情が希薄なせいか自暴自棄気味だけど、それをクリスが止めてくれている。小説家の道を後押ししてくれたのもクリスなんだな。
中学に入ると互いの人生が別れるというのを理解してこの旅を思いついたのかもしれない。
しかし、クリスはなぜこんなに大人びているんだろう。
作中でも仲間から指摘を受けているけど、ゴーディの保護者にならなくてはという強い意志を感じる。
あと、ミルク代を盗んだけど先生に返したらそのままなすられてショック受けたみたいな話なんなんだ……まずお金を盗んだ自分が悪いのではと思うけど。
大人に裏切られてショックだったという話なんだろうけど。
ラスト
最終的に4人は死体を見つけるが、不良グループと鉢合わせてしまう。
ゴーディの銃の発砲により威嚇することに成功し、不良グループは退散する。
4人は当初の目的であった英雄になるために遺体を持ち帰るということはせず、匿名で警察に通報するにとどまった。不良の撃退で満足したのか、あるいは自らの成長を感じたのか。
その後、想定通り4人の人生は別れて、ゴーディは作家として成功する。
テディとバーンは町にのこった。バーンは製材所で働いており、テディは目が悪いせいで軍隊には入れず刑務所に行ったが、その後は臨時雇いで働いている。
クリスは弁護士になるも、喧嘩の仲裁により喉を刺されて即死したと新聞で訃報を知るゴーディ。(映画の冒頭のシーンにつながる)
あのときのような友人はもう二度とできないと振り返るゴーディだった。
雑感
全体的に冗長で、今見るとなぜ人気が出たのかわからないなというのが正直な感想。
「青春映画の金字塔」というキャッチコピーが秀逸だなと思う。
原作ではゴーディ以外は大人になれず死亡するそうなので、そのとおりに作られていればB級ホラー映画になったかもしれない。多分そっちの方が好き。
